お知らせ一覧
『テントソムリエ』を目指す スワ郎としては、
最初に、当世館流のテントの造り方を お伝えしたいと
言うのです。
しかし、今は夏休みの真最中。
1年で一番テントが活躍する時。 安全にテントを使っていただけるよう
風対策のお話しが、お客様に一番急を要するんじゃないかって
ことになりました。
そこで、サッカーJ1の アルビレックス新潟のホームゲームが
開催される 東北電力ビッグスワンスタジアムで、
試合毎に会場づくりをしている当世館のテントを例に、
風対策の考え方を お伝えします。
この写真は『スワローテント』ではなく『Mr.Quick』ですが・・・。
前面の柱3本(右側に見えている3本の柱)の根元には、
1個20kgの丸型ウエイトが2個づつ置いてあります。
うしろ側の柱3本には、丸型ウエイトは使用していません。
うしろ側は、芝生で杭が打ち込めるからです。 杭を打ち込み
張り綱で「バシッ」と引っ張っています。
前面は、写真の通り舗装されています。 杭打ちは厳禁に規制されて
ますから、ウエイトで代用するという考え方です。
つまり、基本は【杭打ち+張り綱】であり、一番強度が出るやり方です。
写真には写っていませんが、
杭:鉄製アングル(山形鋼)∟- 40mm×40mm×5mm厚を
55cm長さにして先を尖がらせて、反対側はロープを引っ掛け
られるようにしてあります。
これを、ハンマーで打ち込みます。
張り綱:ラッシングベルト(運送屋さんがトラックの荷物を固定するのに
ガチャガチャと音を立てながらグイグイ締めるもの)の
小型のものを使用しています。 (※ 最近は紐を結べない
若者が増えており、誰でもコツさえわかれば使えるラッシング
ベルトを、お勧めします)
さあ、これだけで良しとせず
【杭+張り綱】に、「根がらみ」と私たちは言っていますが、柱の根元に
別に杭を打ち込み、柱位置が動かないようにしてみましょう。
出来るだけ地表に近い部分で、柱と杭をロープで縛りつけ固定します。
強度が一段と増します。
特に、横幕を使用している時、強い風が吹くと 風に押された横幕に
柱が引っ張られ 柱の根元がテントの内側に倒れこんできて
テントが倒れそうになった経験をお持ちの方は いらっしゃいませんか?
ちなみに、この根がらみ用の杭には、
当世館では、直径19mmの丸鋼(パイプではありません)で
長さ50cmにしてあります。
長くなりましたので、明日つづきを 書きます
もう、イベントが近づいていて、どうしても確認したいと
おっしゃる方がいらっしゃいましたら、025-228-1010まで
お電話いただければ、お伝えさせていただきます。
明日以降は、2番目として、
②丸型ウエイトをより効率的に使う方法
それから、③杭を打てない場所で張り綱をしようするやり方
同じく杭を打てない場所で、張り綱(ラッシングベルト)も
緩んでしまうことに対処する、当世館がお勧めする
④三角フレーム
以上について、お伝えしていく予定です。
ずっと 読んでいただきまして ありがとうございました。