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引きつづき、杭を打てない場所で風に対応する為
③「置き基礎」を杭の代わりにして
張り綱を使用する方法です。
地中にしっかり打ち込まれる杭の代わりとなる「置き基礎」は
それなりに重くなければ、張り綱に引っ張られて
動いてしまいます。
写真で、黄色のカバーが掛かったもの、この中に
コンクリート基礎があります。 1個、150kgあります。
(黄色カバーは、お客様の安全上、注意力をひきつける為
掛けています)
②で紹介した「ウエイトを柱の根元にいっぱい重ねておく」
方法より、テントを安全に保持します。
しかし、この方法でも限界があります。
それは、150kg程度では、瞬間的に強い風が来たとき
張り綱に引っ張られて「置き基礎」が動くからです。
動いてしまうと 又張り綱をピンっと張りなおさないと、
意味がありません。
そこで発案したのが、
④三角フレームです
テントの右端と左端にある 黄色カバーと共に見える
斜めの角パイプで出来たものが、そうです。
これは、5月の「イベントJAPAN2008」の当世館ブースで
発表し、お問合せもいくつか頂き、ご購入もしていただき
ました。
張り綱が緩んで、効かない状態が生ずるなら、
「緩まない張り綱にしてしまおう」 って事で創ったのが
『三角フレーム』。
テントの柱に添わせた角パイプポールと
斜め材の角パイプポール。 それと地面と接地している
プレートで出来ており、その上に「置き基礎」を置き、
【杭打ち+張り綱】の代用をしっかり務めてもらってます。
写真は、1個23kgのウエイトと専用ワク(茶色)です。
(これに、安全上、黄色カバーを掛けますが)
写真で、後ろの柱は、植え込みに杭を打ち、張り綱で
「バシッ」っと張ってあります。
以上、ダラダラ 風対策について書きました。
あくまでも、運動会や1~2日間のイベントに使われる
「軽微なテント」についての初歩的な風対策養生を述べたものです。
もう少し、大きいテントになれば 柱1本に付 1トンの置き基礎を
置いて、ワイヤーを張り綱として 使用することもあります。
とはいえ、それでも自然界の風は強いものです。
十分に、気象予報や天候の移り変わりに気を配り
安全に気をつけられて、ご使用下さい。
お気づきの点、確かめたい点などありましたら
025-228-1010までお問合せ下さい。
なお、
『スワ郎の テントソムリエ必携ノート』コーナーを、8月中には
創ろうかと思い立ちました。
ブログに紹介したことを 随時まとめて 、
筋道立てた目次の中に、その都度はめ込んでいき、
テントを身近なものと知っていただけるようになれば、と
考え始めました。