海上から陸上へと使用場所を移し、シェードに転用・昇華したものがファーリングシェードです。
日本では、ヨーロッパなどで見かけるシェードセイルやタープ等の簡易な膜構造物の発達・普及が台風等の気候条件によって遅れてきました。悪天候時に耐えうる構造、もしくはすぐに取り外しのできる構造のシェードが求められてきたためです。
そんな台風の多い日本の気候・風土にあったシェードセイル、それがファーリングシェードです。悪天候時には、閉じてしまえばいいのです。容易にそして、自在に快適な日除け空間を創り出せるのがファーリングシェードです。
透光性があるシェードなので、開放感あふれる空間がつくれます。
日差しが足りないときは、瞬時に畳んで日を取り込むことができます。
セイルボードの帆を畳む・巻き取る際に使われる機構です。キャンバスをスムーズに巻取ります。
木かげ下とアスファルト道路の気温は同じ。人は「体感温度」の影響により、涼を求め木かげを選んでいます。
オーニングを設置して日陰をつくり出すことが、暑熱対策に有効です。日差しと赤外放射を大幅カットで、オーニング下の体感は最大7℃下がります。
生地の重量・厚み・強度・防炎性能の観点から、SERGE FERRARI社のソルティス86、92 、W96を推奨しています。